飯坂小児童、環境保護を学ぶ 宇宙飛行士・山崎直子さんと交流

 
山崎さんとリモートで交流する飯坂小の6年生

 福島市の飯坂小6年生は16日、同校で宇宙飛行士の山崎直子さんとリモートで交流し、地球を守ることの大切さを再認識した。

 一般財団法人ワンアース(茨城県龍ケ崎市)の「復興宇宙祭りinふくしま」として行われた。同校は環境分野で初めてノーベル平和賞を受けた故ワンガリ・マータイさんの考えに賛同、さまざまな環境保護活動に取り組んでいる。2006(平成18)年のマータイさん来福時には児童が一緒にドングリの種をまき、育った苗木を同市のじょーもぴあ宮畑の「もったいないの森」に植樹した。マータイさんが来福した2月14日を「もったいないの日」とし、ごみ削減や節水を進めているほか、森から採取したドングリが宇宙を旅する「東北復興宇宙ミッション」にも参加した。

 復興宇宙祭りでは、児童が環境問題の取り組みなどを発表。山崎さんは国際宇宙ステーションの中で水や空気が大切にリサイクルされていることを紹介し、「行く前は宇宙が特別な存在だと思っていたが、宇宙に行ってみて地球が特別な存在ということに気付いた」と語った。山崎さんと交流した安斎美玲さんは「宇宙に行ったような気持ちになれた。今生きている地球を大切にすることを学んだ」と話した。