いわきFC、子ども食堂にコメ支援 提携企業プロジェクトに協賛

 
写真=田子社長にコメを手渡す黒宮選手(右)

 サッカーのいわきFCは10日、トップパートナー契約を結ぶ北電子(東京都)がいわき市で展開している「米ジャグラープロジェクト」に参加し、同プロジェクトの一環で収穫したコメを子ども食堂に寄贈した。

 プロジェクトは、同社の利用者に同市の農家を巡ってもらい、コメや農作物などのおいしさを知ってもらう体験型ツアー。東日本大震災の被災地を応援することを目的に2018(平成30)年から続いている。今回は同プロジェクト用の水田で取れたコメを寄贈した。

 寄贈先は子どもたちに無料で日替わり定食を提供する取り組み「あえる食堂」を行う同市のcafe AND(カフェアンド)。DF黒宮渉(いわき市出身)、MF芳賀日陽の両選手と北電子の担当者らが同店を訪れ、同店を運営する任意団体「はまどおり大学」の田子恵子さんにコメ30キロを手渡した。

 芳賀選手は「地域の方々の協力があり、いわきFCが成り立っている。地域のためになれて、良い経験になった」、田子さんは「大人の人たちが興味を持ってくれると知ることは、子どもたちにとってすごくいい機会になる」と語った。