「モバイルトイレ」機能確認 郡山市が体験訓練、東日本自治体初

モバイルトイレの機能を体験する参加者ら
郡山市は14日、同市のヨーク開成山スタジアムで、トヨタ自動車が開発した移動型バリアフリートイレ「モバイルトイレ」の体験訓練を行った。同社のモバイルトイレを借りて訓練を行うのは東日本の自治体で初めて。
モバイルトイレは実用化に向けて開発中で、普通自動車免許でけん引でき、水や電気がない場所でも使用できるため、災害時の活用が期待されている。
トイレは水洗式で、高齢者や障害者なども気軽に使うことができるようスロープや手すりも設置してある。個室は奥行き2.1メートル、幅1.7メートルで、車椅子が360度動けるように工夫されている。
訓練では市職員や地域住民らが使い方を確かめた。同社の担当者から説明を受けたり、車椅子で個室に入ったりしながら、モバイルトイレの機能を体感した。
訓練ではこのほか、冬季の災害発生に備え、車中泊訓練や段ボールトイレ設営訓練などを行った。