福島空港開港30年...花文字彩る 岩瀬農高生栽培パンジーで制作

 
空港滑走路の西側斜面に、記念文字の花植えをする生徒や関係者=20日午後

 3月20日に開港30周年を迎える福島空港で20日、滑走路西側斜面に作る30周年を記念した文字の制作に向けた花の植栽作業が行われた。現在ある「うつくしまふくしま」の文字に添えて「30th」の記念文字を描く。

 県福島空港事務所や岩瀬農高の生徒ら約40人が参加した。参加者は同校で栽培された黄色いパンジー約250株を土に植え、文字を彩るように星の形にパンジーのプランター約120個を設置した。

 参加した同校の鈴木陽斗さん(2年)は「自分たちが育てた花を見て、開港30周年を知ってもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。阿部弘明福島空港事務所長は「30周年の取り組みを通じ、より親しまれる空港を目指したい」と話した。同事務所は25日にも地域住民らと作業を行い、文字の完成を目指す。