喜多方流でお祝い♡ 婚姻届と出生届、ラーメンやマスコット描く

喜多方流でお祝い―。喜多方市は、市役所などで取り扱う婚姻届や出生届のデザインを一新する。会津大短期大学部産業情報学科デザイン情報コースの田中朱津(すづ)さん(20)が婚姻届のデザイン、山口夏琳さん(19)が出生届のデザインをそれぞれ考案した。喜多方のラーメンなどをイメージして制作した2人は「喜多方らしさを感じながら、人生の節目をより特別なものにしてもらえたらうれしい」と願いを込める。
市は昨年12月、婚姻届と出生届のデザインを初めて公募。約1カ月間で計11点の応募があり、2人の作品が採用された。
大学の活動で同市を訪れた際、喜多方のラーメンに感動したという田中さんは、婚姻届の表紙にスーツとドレス姿の夫婦がラーメンをすする様子を描いた。「いつまでも温かい家庭を築いてほしいという思いを、ラーメンをすする夫婦の姿に重ねた」と話す。内側にはレトロ感あふれる蔵の街並みを表現した。
山口さんは出生届に、「きたかた喜楽里(きらり)博」のマスコットキャラクター「みんべぇ」の赤ん坊の姿を描いた。内側にはみんべぇが桜の名所「日中線しだれ桜並木」など、市内の四季を楽しむ様子が掲載されている。「みんべぇと一緒に、喜多方の自然を楽しみながら、のびのびと育ってほしい」と語った。
10月から使用 市は10月から、新デザインの婚姻届と出生届の使用を始める。市民以外が利用することもできる。
詳しい問い合わせは市民課(電話0241・24・5225)へ。