聖光学院甲子園4強と卒業、大輪の花火で祝う 野球部グラウンド

 
夏の甲子園ベスト4と3年生の卒業を祝って打ち上げられた花火=聖光学院高グラウンド

 桑折町の聖光学院高野球部グラウンドで28日、昨年夏の全国高校野球選手権大会ベスト4入りと、3年生の卒業を祝う花火が打ち上げられ、部員らが夜空を彩る大輪に見入った。

 3年生部員の青山浩士(こうし)さんが卒業後、花火製造の糸井火工(須賀川市)に就職することが縁となり、同社が同校に花火の打ち上げを持ちかけて実現した。

 部員たちが肩を組んで校歌を斉唱した後、約70発の花火が上がり、グラウンドは歓声と笑顔に包まれた。 同社の糸井秀一社長は生徒に向けて「進学や就職、それぞれの道に進んでも頑張ってほしい」とエールを送った。花火職人を目指す青山さんは「仲間と一緒に見た花火は格別だった。聖光で培った人間力を生かして日本一の花火師になる」と誓った。