きょうだいで総理大臣賞受賞 全日本発明展、点字学習を補助

 
内閣総理大臣賞を受けた優衣さんと琉碧さんの作品「AI搭載!点字習得装置」

 白河の荒井さんは入選

 第81回全日本学生児童発明くふう展で、福島市のきょうだいで佐藤優衣さん(桜の聖母高2年)と佐藤琉碧(るい)さん(北信中3年)の作品「AI搭載!点字習得装置」が最高賞に次ぐ内閣総理大臣賞に輝いた。白河市の荒井千咲喜(ちさき)さん(白河二小6年)の「ビールほじゅうき」は入選に選ばれた。県発明協会が2日、発表した。

 優衣さんと琉碧さんの作品は、視覚障害者が点字学習に取り組みやすいように装置が出題した点字のうち、正解率が低い点字を優先的に学習することなどができる。荒井さんの作品は光センサーを利用し、冷蔵庫内の入れ物のビールが残り1本になった時に知らせてくれるという。

 両作品は、県発明展で入賞し、全日本学生児童発明くふう展に推薦された。同展には全国から699点の応募があった。

230303nk-topic503.jpg入選した荒井さんの作品「ビールほじゅうき」