「おいしい」の声が励ましに 地震被災、相馬のそば店が復旧再開

 
再開した店内でそばを運ぶみき子さん

 本県沖を震源とする昨年3月の地震で被災し、復旧工事を続けていた「そば処(どころ)ふくしまや」(相馬市中村)は1日、営業を再開し、初日から大勢の来店客が訪れている。店主の佐々木義剛さん(72)は「お客さんからのおいしいという声が何よりの励ましになった」と喜ぶ。

 同店は昨年3月の地震で1カ月余り休業。応急修理を行い、再び営業を始めたが、本格的な復旧工事を行うため、今年1月10日から店を閉めていた。

 再開した店内は、建物の補強などを施したが、以前の落ち着いた雰囲気をそのまま残した。妻のみき子さん(68)は「多くのお客さんが待っていてくれたことがうれしく、張り合いになる」と話している。

 営業時間は午前11時~午後2時30分。そばがなくなり次第終了。火曜日定休。問い合わせは同店(電話0244・36・1482)へ。