白銀の束松峠をスノーシューで散策 西会津、自然と歴史満喫

雪原の自然を楽しむ参加者ら
にしあいづ観光交流協会と西会津町観光ガイドの会、西会津ぐるっと山ネットワークは5日、同町内の旧越後街道・束松峠(たばねまつとうげ)スノートレッキングを行い、参加者は白銀の世界をスノーシューで踏みしめながら自然観察を楽しんだ。
束松峠(465メートル)は同町と会津坂下町を結ぶ旧越後本街道。夏場は街道ファンらのトレッキングコースとして人気を呼んでいるが、冬場は人通りはなく、閑散としている。この雪原の自然を楽しもうと郡山、会津若松市などから17人が参加。同ガイドの会の斎藤和則さんがガイド役を務めた。
この日は朝から青空が広がる絶好の日和。間宿・軽沢集落から頂上の峠の茶屋跡を折り返す約3キロのコース。峠の名の由来ともなったといわれる孫松、ひ孫松、会津藩の軍事奉行添役秋月悌次郎が詠んだという「北越潜行の詩」の詩碑、さらに、ウサギやカモシカの足跡、頂上からの会津平の展望などを楽しみ、心地よい汗を流した。