復興の願い込めた黒板アート 福島西高生、南向台小で描く

黒板アートを制作する福島西高の生徒ら
福島西高デザイン科学科ビジュアルデザインコースの2年生14人は4日、福島市の南向台小で、東日本大震災からの復興の願いを込めて黒板アートを描いた。
震災から12年が経過しようとする中、地域の子どもたちに福島の復興について考えながら、未来に向けた明るい気持ちを持ってもらおうと実施した。
同校PTA室の黒板に、人間と動物が森の中で協力しながら秘密基地やシチューを作っている絵を描いた。新聞紙や段ボールでできた動物やシチューの鍋の立体作品も作られ、絵の世界から飛び出してきたような工夫がされている。
コース長の渡辺織希(りの)さん(17)は「ものづくりの楽しさや、絵のコンセプトである助け合いの精神を感じてほしい」と話した。完成した作品は6日、児童らにお披露目された。