クールジャパン官民連携プラットフォーム（事務局・内閣府）主催の「クールジャパン・プラットフォームアワード２０２３」で、福島市が制作した吾妻五葉松をテーマにしたインバウンド（訪日客）プロモーション動画「ＢＯＮＳＡＩ　ＡＺＵＭＡ　ＧＯＹＯＭＡＴＳＵ（ボンサイ・アヅマ・ゴヨウマツ）」が、ムービー部門でグランプリを初受賞した。９日に表彰式が行われた。

　同アワードは、アフターコロナに向け、日本の魅力を発信するクールジャパンの取り組みを募集するもので、「ムービー」と「プロジェクト（事業）」の２部門ある。応募件数はムービー部門２８９件、プロジェクト部門１２４件。審査員は、辻料理学館の辻芳樹理事長、コスプレイヤー・クールジャパン広報大使のえなこさんらが務めた。

　グランプリに輝いた福島市の動画は、厳しい自然で自生する吾妻五葉松とその姿を表現する盆栽職人を通して、吾妻五葉松盆栽の精神性を訴求した作品となっている。受賞に木幡浩市長は「福島市のシンボル吾妻山に自生する五葉松。キラーコンテンツとしてインバウンド誘致を進め、福島の復興創生を発信していきたい」とコメントした。