あさか開成高卒・深谷さん3位 きのこ料理コンクール全国大会

 
服部栄養専門学校長賞に輝いた深谷さん

 日本特用林産振興会が主催する「第35回きのこ料理コンクール全国大会」で、本県代表の深谷ヴィヴィさん(18)=あさか開成高卒=が全国3番目となる服部栄養専門学校長賞を受賞した。県森林・林業・緑化協会が9日、発表した。

 深谷さんは「サスティナブル福島!干し椎茸(しいたけ)といかにんじんの大根餅」を出品。郡山産の干しシイタケやいかにんじん、大根おろしなどに片栗粉と米粉を混ぜて焼いた大根餅。食品ロスを削減するため、「使いたいときに使いたい分だけ使える」と干しシイタケを用い、炒める際に戻し汁を使うことで風味豊かに仕上げた。食器にも会津の木を使い、森林保全や地球温暖化防止の大切さを訴えた。

 深谷さんは「すごく緊張したけど練習通りに作品を仕上げることができた。審査員から褒められたり、厳しくアドバイスしていただいたりしたこともうれしかった。福島のキノコや大根、『あさか舞』を使った米粉、いかにんじんのおいしさを広めていければ」と話した。

 大会は7日に東京都で開かれ、全国から予選を勝ち抜いた1277点が出品された。