浪江に新たな活気...新町ダッシュ 70人がメーンストリート疾走

 
通りを駆け抜けゴールテープを切る参加者

 短距離走を楽しむイベント「SHIN―MACHI DASH(新町ダッシュ)」は12日、浪江町の新町通りで初めて開かれ、参加者が通りを駆け抜けた。

 町民有志でつくる実行委員会の主催、浪江青年会議所の共催。震災前、伝統行事の十日市が開かれるなど、町のメインストリートとして親しまれていた新町通りに、新たなにぎわいを生み出そうと企画した。

 町内外の未就学児~50代までの約70人が参加。60メートルの直線コースが設置され、速さを競う「俊足DASH」や、コース上につるされたおにぎりを取って走る「おにぎり食い!キッズDASH」などが行われた。家族と参加した佐藤魁成君(小川小6年)は「走るのが好きで1位になれてうれしい」と笑顔を見せた。

 町内では同日、町民有志らによるイベント「新町にぎわいマーケット」も開かれ、キッチンカーや飲食店の露店に長い列ができた。