「拝啓、二十歳の自分へ」 福島一小、タイムカプセル作製

 
預かり証の交付を受けた(前列左から3~5人目の)長谷部君、小峯君、海野さん。同2人目はタイムカプセルを持つ桜田学長

 福島市の福島一小の児童27人が14日、二十歳の自分に宛てた手紙をタイムカプセルに入れた。同市の福島学院大福島駅前キャンパスで保管し「二十歳の集い」直前ごろに開封する予定だ。

 タイムカプセルを作製したのは同小5、6年の全児童。将来の夢や現在のことなどを手紙につづった。同小が2月に創立150周年を迎えたのに合わせ、地元の民生児童委員協議会が発案したという。

 同キャンパスで行われた式典で、6年生代表の長谷部謙助君(12)と小峯孝太郎君(12)、5年生代表の海野弥生さん(11)がタイムカプセルを同大の桜田葉子学長に手渡し、預かり証の交付を受けた。

 27人は2030、31両年に二十歳を迎える。長谷部君は「福島で元気に大学生活を送っているといい。手紙を書きながら未来に思いを巡らせた」と話した。小峯君は「『今は野球の世界大会が盛り上がっているよ』と書いた。開けるのが楽しみ」と笑顔を見せ、海野さんは「二十歳の自分を励ますメッセージにした。頼りにされる、しっかりした人になりたい」と力強く語った。