健康に優しいラーメン販売 福島で24日から、喜多方の元喜塾開発

 
桜田館長(右から2人目)に商品をPRした星さん(左から2人目)ら

 喜多方市の若手実業家でつくる「元喜塾」が病院や学校で健康に優しいラーメンを提供しようと開発した油脂分約98%、塩分約29%カットのしょうゆスープを使ったラーメンが24日から、福島市の県観光物産館で販売される。

 元喜塾は昨年4月、開発したラーメンを同館のイベントに出店したところ、約500食を売り上げた。売り上げの一部は、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ支援に充てた。星醸造代表取締役で塾長の星龍弥さんらは5日、同館を訪れ、桜田武館長にウクライナへの寄付が正式に受領されたことを報告し、改めて商品をPRした。喜多方ラーメン・喜一の吉田満社長と朝日屋食品の蓮沼高志常務が同席した。

 桜田館長は「喜多方市の皆さんの思いが詰まったラーメンを販売して、多くの人に食べてもらいたい」と話した。麺とスープ別での販売となる。麺は130グラム、スープは200ミリリットルと1・8リットルの2種類で価格は未定。

 麺とスープ、メンマ、チャーシューなどが入ったセット商品は、お中元やお歳暮用での販売を予定している。