新潟からキッチンカー移住、常葉でパンケーキ作り 事業に意欲

新潟県から田村市常葉町に移住した近藤拓也さん(36)は、同市産農産物を使ったキッチンカー事業に取り組んでおり、「子どもから大人まで楽しめるようなパンケーキを作り、田村市をアピールしていきたい」と意気込んでいる。
近藤さんは新潟県で、全国展開するコーヒー店で働いていた。コーヒーを入れる専門家「バリスタ」として精力的に働いていたが、縁があって保険代理業に転職。しかし、新型コロナウイルス禍で顧客と会うことが制限される中、「何のために仕事をしているのか」と思い悩んだという。
心機一転、移住して次の職を探そうと決め、インターネットで検索したところ、同市が「キッチンカー移住チャレンジプロジェクト」の参加者を募っていることを知った。キッチンカーを活用し、農産物の6次化商品開発や開業を支援するという事業だった。近藤さんは田村に縁もゆかりもなかったが、自然豊かな環境も気に入り、妻と子ども4人の家族6人で移住することにした。
キッチンカーでは、同市産米粉を使ったパンケーキを販売する。イチゴや、田村特産サツマイモなどを取り入れた種類を用意。バリスタの経験を生かし、コーヒーも提供する。近藤さんは「たくさんの人と交流しながら、福島のことを知っていきたい」と話している。
21日には、同市運動公園でキッチンカーイベント「うんめぇFES」が開かれ、近藤さんも参加する。会場では、販売や体験のブースをそろえた「みんなでつくる『こと』のマルシェ『toco』(とことこ)」を同時開催する。時間はいずれも午前10時~午後4時。
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