三河台学習センター12日新築開所 福島・大ホール整備、避難所にも

 
12日に開所する三河台学習センターの体育館

 福島市は12日、新築工事を進めてきた三河台学習センターをオープンする。旧館は築40年以上が経過し、老朽化していたため、市が西隣に新館を建設した。

 新館は鉄筋コンクリート造2階建て。延べ床面積は1246平方メートル。バスケットボールのコート半面分の広さで各種球技などができる大ホール(体育館)や蔵書1万冊の図書館、茶道用の炉壇を設けた和室、調理台のある実習室、講義室、研修室を整備した。

 太陽光発電や蓄電池も設置した。防災用備蓄品を保管しており、災害時に避難所の機能を果たす。

 開所式典は12日午後1時から行われる。内覧会が7日に開かれ、関係者が地域の拠点の完成を祝った。

 市は来年度まで、旧館の解体工事や駐車場の整備などを進める。総事業費は9億4000万円を見込む。