安達高の象徴に 同窓会、創立100周年に合わせ桜植樹

「百年桜」を披露した五輪同窓会長(左から3人目)、伊藤生徒会長(同2人目)ら
安達高同窓会は、創立100周年記念事業の一環でベニシダレザクラ1本を母校に植樹した。同校生徒会から「百年桜」と命名され13日、二本松市の同校でお披露目式が行われた。五輪美智子会長は「桜が末永く引き継がれ、後輩たちが桜の前で再会を約束し合うようなシンボルになってほしい」と話した。
同校は1923(大正12)年に旧制安達中として開校した。48年の学制改革で安達高と改称。50年に安達女子学校と統合した。校内には1、2期生が卒業記念で植えた桜の木があったが、年月を経て枯れていたため、これからの100年に向かい伝統を継承する象徴として、100周年に合わせて新しい桜を植えた。
同窓会によると、植樹したのは高さ約6メートルで、三春滝桜の孫木という。同校OBで、世界的な放射線医学者の高橋信次像がある校門東側の前庭に植えた。桜の前には、日本文化書道班の安斎瑠菜さん(3年)が「百年桜」と揮毫(きごう)した銘板が建てられた。
お披露目式 演奏で盛り上げ
お披露目式では、五輪会長が「同窓生の思いが込められた桜のお披露目式に感謝する」と述べ、伊藤勇輝生徒会長(3年)が「百年桜のように新入生もしっかりと根を張り、安達高の良き伝統をこれからもみんなでつないでいこう」とあいさつした。吹奏楽部のスプリングコンサートが同時開催され、サッカー、野球両部の生徒と校歌を演奏するなど、式典を盛り上げた。
※写真=お披露目式を演奏で盛り上げた吹奏楽部員
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