郡山・柏屋、4年ぶりに萬寿開き 172キロ!薄皮饅頭3822個分

萬寿開きで幸せを願った(左から)河野さんと菅野さん
菓子製造、販売の柏屋(郡山市)の恒例行事「まんじゅう祭り」は16日、同市の開成柏屋で4年ぶりに開かれた。仙台市の会社員菅野俊介さん(37)=南相馬市出身=と婚約者の会社員河野恵理子さん(29)=福島市出身=が、通常の薄皮饅頭(まんじゅう)約3822個分となる重さ172キロの「縁結び大萬寿(まんじゅう)」の萬寿開きに臨み、末永い幸せを願った。
幼い頃から柏屋の菓子になじみがある菅野さんと河野さん。実家から現在暮らす仙台市に戻る際の土産や職場への差し入れなどに、本県を代表する菓子として薄皮饅頭を選んでいるという。菅野さんが3月下旬に菓子を購入した際、縁結び大萬寿開きを行う結婚予定のカップルを募集していることを知り、応募した。特大まんじゅうは柏屋の創業年数に1年を加えた重さ。来場者が見守る中、2人が力を合わせてナイフを入れた。22日に結婚を控えており、一足早い初めての"共同作業"に菅野さんは「切り応えがあって2人で一つの最初の試練を乗り越えられたと思う」と語り、河野さんは「貴重な経験をさせていただいてうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。