停電原因...カラスの巣 電柱から撤去、東北電ネットが情報求める

 
電柱からカラスの巣を撤去する担当者

 停電の原因となる電柱のカラスの営巣の時期を迎え、東北電力ネットワークは電柱で鳥の巣を見つけた場合に同社に情報提供するよう協力を呼びかけている。同ネットワーク福島支社は19日、会津若松市でカラスの巣の撤去作業を公開した。

 同社によると春先に繁殖期を迎えるカラスは電柱に巣を作ることがあり、木の枝に交じって針金ハンガーなど電気を通しやすいものを使うことがあるという。それらが充電部に触れると停電が発生し、昨年は3~6月の期間で営巣が原因の停電は7件を超えた。巣の除去数は約1900に上っている。過去5年を見ると、特に会津若松エリアが多いという。

 19日の作業公開では、担当者が作業車を使って慎重に巣を撤去した。同社は平日、休日を問わず、24時間体制で情報提供を求めている。コールセンターの電話番号は0120・175・366。