高校生の発想、只見線に活用 全国サミット参加校初公募

県は11日、高校生がJR只見線の利活用促進や地域課題の解決策について考える「第2回只見線全国高校生サミット」を開催すると発表した。6月2日まで県内、県外から3校程度ずつ参加校を募集する。
参加校は6~10月に事前学習として只見線や全国各地の活性化事例を動画で視聴し、鉄道沿線の現状や課題について理解を深める。8~9月に1泊2日で現地を訪ね、只見線に実際に乗車したり、奥会津の食文化や伝統工芸を体感したりする。11月ごろ開く発表会で、各校が只見線の利活用促進策を提案する。
サミットは昨年10月の只見線全線開通に合わせて初めて開催され、県内外から7校が参加。地元観光協会に活動内容を聞くなどし、発表会に臨んだ。最優秀賞に輝いた只見線乗車と農業体験を組み合わせたツアーは県が本年度事業に採用した。参加希望校は特設ウェブサイト(https://jiji.smartseminar.jp/public/seminar/view/196)から応募書類を提出する。
参加校の公募は今回が初めて。県只見線管理事務所は「高校生の柔軟な発想が只見線の利活用や沿線地域の課題解決につながるといい。さまざまな地域から参加してほしい」としている。