首都圏の学生ら田植えで交流 大玉、村の魅力の発信

 
田植えを体験した建築学生サークル―のメンバー

 首都圏の大学生らでつくる建築学生サークル「フラット」のメンバー5人と日大工学部の学生らが大玉村を訪れ、田植えや野菜の苗植えを楽しみながら村民と交流を深めた。

 村の基幹産業である農業や地域資源に触れてもらうことで、関係人口の拡大と魅力の発信につなげようと村地域おこし協力隊の小川晴喜さんが「おおたまコモン」と銘打ち、昨年度からイベントを企画している。

 今回は村内の農地などで2、3の両日に開かれた。田植え体験では参加者がぬかるむ田んぼに悪戦苦闘しながら、農業に親しんだ。現地の活動拠点「とりくいハウス」も訪れ、土間打ちなどを体験した。

 サークル代表で工学院大3年の小中冨莉子さん(20)は「村民と交流しながら、普段はできない体験ができた。農業に触れたり、土間打ちなど建築の細部を学べたりして、貴重な体験になった」と笑顔を見せた。