笑いヨガ10月全国大会 福島で東北初 健康増進へ講演や体験会

ヨガに笑いを取り入れた「笑いヨガ」を通して交流する「第11回全国笑いヨガ大会」が10月21、22の両日、福島市の福島医大福島駅前キャンパスで開かれる。東北での開催は初めてで、健康に良いとされる笑いヨガの重要性を発信して健康増進につなげる。
笑いヨガは、ヨガの呼吸法を笑いに代えた有酸素運動で、100カ国以上で行われている。新型コロナウイルス禍を受け、全国大会の開催は4年ぶり。桑折町で笑いヨガを教えている関口恭代さんが「福島の復興を全国に伝えたい」と実行委員会に呼びかけ、本県開催が実現した。関口さんは実行委員長を務める。
21日は、笑いヨガを通じて、虐待を受けた子どもたちを支援している上村宏樹さんが特別講演するほか、笑いヨガを体験するワークショップを開く。福島市のウェディングエルティで懇親会も予定している。
22日は福島医大の大平哲也教授が「笑いの研究最前線」と題し、笑いヨガの効果などを、実例を踏まえて紹介。非営利組織(NPO)法人チームふくしまの半田真仁理事長も講演する。
関口さんは「笑いヨガはうつ病や認知症の予防・改善、免疫力向上などに効果があるとされる。笑うことで表情が見違えて明るくなるので参加してほしい」と呼びかけている。実行委の大波ヒロ子さんが同席した。
申し込みはネットで
開催時間は21日が午後1時~同5時、22日が午前9時~午後4時半。参加費は2日目の昼食代込みで1万3200円、初日の懇親会に出席する場合は2万円。定員は先着200人。10月12日までにホームページ(https://waraitaikai.com/)から申し込む。問い合わせは大会事務局(電話090・3608・5686)へ。
「血糖値下げる」世界初確認 福島医大
大平教授を中心とする福島医大と大阪大の共同研究チームは、笑いヨガを用いた12週間の健康プログラムが糖尿病患者の血糖値を持続的に下げることを世界で初めて明らかにした。
研究チームは、糖尿病で通院中の42人を無作為で抽出し、笑いヨガの参加者と通常治療のみに振り分けて比較した。その結果、笑いヨガを行った人たちの糖尿病の指標であるHbA1c(ヘモグロビンA1c)に低下が見られた。
大平教授は「生活の中で笑いを続けることが大事。県内では笑いヨガのグループが増えてきた。(全国大会は)笑いヨガの効果を周知する上で大変、意義が大きい」と話している。
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