会津の城...魅力解説、城郭考古学者の千田さん 若松で歴史講演会

 
鶴ケ城、向羽黒山城の魅力を語る千田さん

 県城下町連絡協議会は24日、会津若松市の県立博物館で、歴史資源を生かしたイベント「ふくしまの城・城址(じょうし)巡り 会津三城ものがたり」の歴史講演会とパネルディスカッションを開いた。城郭考古学者の千田嘉博さんが会津地方の城の魅力を語った。

 千田さんは「若松城・向羽黒山城の魅力」と題し、同市の鶴ケ城、会津美里町の向羽黒山城の歴史や特徴を紹介した。千田さんは「城址を見ることでどのような城だったか想像できる。向羽黒山城は、町の政治や文化の中心だったと感じられる」と語った。

 パネルディスカッションでは、高橋充同博物館副館長がコーディネーター、会津若松観光ビューローの近藤真佐夫さん、遠藤秀一会津美里町観光協会副会長、江花俊和猪苗代地方史研究会長がパネリストを務めた。「鶴ケ城だけじゃない!会津の城の魅力を探る」をテーマに意見を交わした。

 講演、パネルディスカッションに先立ち、サムライアーティスト集団「剱伎衆(けんぎしゅう)かむゐ」が迫力ある演舞を披露した。