いじめ根絶アピール...ピンクシャツ 県内4信組で取り組み開始

 
ピンクシャツデー運動に臨んだ職員=いわき信用組合本店営業部

 いじめ根絶を目指そうと、県信用組合協会は28日、県内四つの信用組合合同で「ピンクシャツデー運動」の取り組みを開始した。

 このうち、いわき市のいわき信用組合では本店、各支店の全職員約200人が「PINK SHIRT DAY」と印字された缶バッジを身に着け、男性はピンク色のワイシャツ、女性はピンク色のスカーフ姿で業務に当たった。今後は偶数月の最終水曜日に運動を展開していく。

 本店に勤務する金賀佳奈さんは「取り組みを続けることでいじめをなくしていきたい。普段より職場の雰囲気が明るくなった気がする」と笑顔。窓口を訪れた市内の女性は「窓口で初めて運動を知った。華やかな印象で好感が持てる。今後もぜひ続けてほしい」と話した。

 運動は2007年、カナダでピンク色のシャツを着た生徒がいじめを受け、それを見た生徒の呼びかけで、多くの生徒がピンクのシャツや小物を身に着けて登校、いじめがなくなった話が由来という。