東日大留学生を招待 8月1日、ウクライナ国立バレエ郡山公演

 
田中部長(前列右)からチケットを受け取った中山学長(同左)とクセンコさん(後列右から2人目)ら

 郡山市で8月1日、クラシックバレエの名門「ウクライナ国立バレエ」による公演が開かれる。福島中央テレビなどの主催者は、故郷のバレエを楽しんでもらおうと、ロシアによる軍事侵攻の影響でいわき市に避難している東日本国際大のウクライナ人留学生を無料で招待する。

 チケットの贈呈式が同大で行われ、福島中央テレビの田中洋事業部長が中山哲志学長に目録を手渡した。

 留学生4人が同席し、4人を代表してマクシム・クセンコさん(21)が「招待に感謝している。公演が楽しみ」と話した。

 式ではウクライナ国立バレエの芸術監督を務める寺田宜弘さん(ウクライナ在住)がビデオメッセージを寄せ「素晴らしい国際交流。平和の一歩だと思う」とした。

 田中事業部長は「戦時下でも芸術は忘れてはならない。(留学生に)古里の良さを改めて感じてもらえればうれしい」と話した。

 ウクライナ国立バレエの本県公演は2019年に始まり、今年で3回目となる。