小中生ボクサー、王座に挑む 東日本大会出場の3人

 
優勝を目指して日々練習に励む(左から)遠藤さん、郡司さん、平野さん

 会津若松市のウェルネス会津ボクシングセンターでボクシングを学ぶ小中学生3人が、15~17日に水戸市で開かれる全日本アンダージュニア(UJ)ボクシング王座決定戦東日本大会に出場する。3人は優勝を目指して日々練習に励んでいる。

 出場するのは中学生男子33キロ級の郡司皇牙(おうが)さん(12)=若松二中1年、同36キロ級の遠藤永羽(とわ)さん(12)=一箕中1年、小学生男子34キロ級の平野琥太郎さん(11)=東山小6年。

 右ストレートを得意とする郡司さんは「気持ちを強く持って戦う。応援してくれる人たちの期待を裏切らない」と抱負を語る。運動神経抜群で体幹強化に取り組んでいる遠藤さんは「集中して試合に臨みたい。絶対に勝つ」と意気込む。同センターの小、中学生のキャプテンを務め、サンドバッグを使った練習に力を入れる平野さんは「初出場だが、圧倒的に優勝して王座決定戦に進みたい」と闘志を燃やす。

 中学生は1ラウンド2分の3ラウンド制、小学生は1ラウンド1分30秒の3ラウンド制。東日本大会で優勝すると、西日本大会の優勝者と王座決定戦があり、日本一が決まる。3人は、インターハイや国体、全日本社会人選手権で優勝経験のある同センターの遠藤広大さん(39)の指導を受け、週6日の練習で力を伸ばしている。遠藤広大さんは「優勝するという強い気持ちを持って、1勝でも多く勝ち取ってほしい」と期待を込めた。