色から探せる草花の図鑑 いわきの志田さん地道に撮影、11年かけ出版

「植物観察の楽しさを感じてほしい」と話す志田さん
いわき市の志田隆文さん(80)は、同市南部地域などに生息する数々の草花の写真とその特徴などを収録した冊子「いわき道草花色図鑑」を出版した。志田さんは「植物の美しさや観察の楽しさをより深く感じ取ってもらいたい」と話している。
幼少期から自然や植物に関心が深かった志田さんは、定年後に花や雑草に関する市民講座で講師を務める中、受講者から「花の名前を調べるために図鑑を見るが、類似する花ばかりで区別がつかない」などの相談を受けることが多くあったという。
志田さんは「花や雑草の名前を、色から探すことができるような本を作りたい」と考え、出版を目指して草花の写真を撮り続けてきた。
撮影箇所はいわき市南部の勿来地区を中心に古殿町や鮫川村、茨城県北茨城市など多方面に及んだ。約11年を費やし、撮りためた800種以上の草花の写真を「桃~赤色」「青~紫色」「黄~橙色」「白色」「その他」の5部門に分けて掲載し、読者が見やすく、読みやすくするための工夫を施した。草花の特徴や類似種を見分けるポイントなども簡潔に記し、一般になじみの薄い専門用語などは極力避けたという。
会津若松市の歴史春秋出版から発行した。1冊2750円で、県内の書店などで扱っている。インターネット通販アマゾンでも購入できる。問い合わせは同社(電話0242・26・6567)へ。
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