冠水地点マップ、HPに公開 いわき市「避難などに活用を」

 
直近約10年間の冠水地点をまとめた地図

 いわき市は今月から、市ホームページで、直近約10年間に短時間の大雨により冠水した地点をまとめた「市道路冠水注意箇所マップ」の公開を始めた。市内の12地区全140カ所を注意地点として紹介している。

 近年、気候変動の影響で気象災害が頻発していることから、市民の被害回避や素早い避難経路の確保などにつなげてもらおうと作製した。市民からの報告や問い合わせ、道路管理者からの情報がまとまっている。140カ所の内訳は、国道が3カ所、県道が10カ所、市道が127カ所。

 2019年の東日本台風による河川の氾濫などは除いた。市道路管理課は「マップの利用者が自身で判断する際の目安として使用してほしい」としている。