頑張れ高校生! 「部活応援」白河だるま 全国10チームに寄贈

 
お披露目された各高校の必勝祈願の白河だるま

 部活動を頑張る全国の高校生を応援しようと、白河市が発案した必勝祈願のオリジナル白河だるまが出来上がり、白河高剣道部と学法石川高女子硬式野球部を含む全国の運動部10チームに贈られる。20日、完成披露会が同市で開かれ、ユニフォームが描かれた白河だるまがお披露目された。

 昨夏の甲子園で仙台育英高が初優勝し、東北勢の悲願だった優勝旗が「白河の関」を越えたことを契機に市の認知度をさらに高めようと初めて企画。縁起物で知られる伝統工芸品「白河だるま」と「部活動」を掛け合わせ、部活動応援キャンペーンに乗り出した。

 だるまの寄贈先を5月下旬から募り、抽選で10チームが決まった。制作したのは白河だるま総本舗(白河市)で、各チームのユニホームをデザインした。

 完成披露会では、野球のユニフォーム姿の鈴木和夫市長や市職員が各チームのだるまを紹介した。指揮官に扮(ふん)した鈴木市長は「縁起の良い白河だるまにあやかり、高校生の活躍につながってほしい」と期待した。

 県外の寄贈先次の通り。
 函館ラ・サール高ラグビー部(北海道函館市)仙台大付明成高男子バスケットボール部、聖和学園高ソフトボール部、仙台商高硬式野球部(仙台市)山形市立商高女子バドミントン部(山形市)昭和学院高バスケットボール部(千葉県市川市)共栄学園高バレーボール部(東京都葛飾区)和歌山信愛高ソフトテニス部(和歌山市)