「黄金梅干し」「がっこいぶり」全国漬物GPで金賞 白河実高

金賞に輝いた(左から)早津さん・牧野さん組、緑川さん・松本さん組
全国の特色豊かな漬物の品質を競う「漬物グランプリ2023」の学生の部で、白河実高園芸部が出品した「黄金梅干し」「乳酸発酵たっぷりのからし菜のがっこいぶり!」の2品が金賞に輝いた。金賞はグランプリ、準グランプリなどに次ぐ賞で、5点が選ばれた。同校の受賞は2年連続。
黄金梅干しは松本夕梨奈さん、緑川瑠亜さん組(3年)が製造した。食材に使ったのは、学校の中庭に実る梅。普段は捨てられてしまう梅を有効活用し、鮮やかな黄金色に仕上げた。
からし菜のがっこいぶりは早津美姫さん、牧野美那さん組(3年)が手がけた。保存性を高めるため、秋田名物の「いぶりがっこ」から着想を得て、からし菜を塩漬けと燻製(くんせい)にした。
2組は卒業生がこれまで作ってきた漬物のレシピを引き継いで仕込んだ。早津さんは「金賞受賞はうれしい。夏の暑さを乗り越えられるような漬物を作った」と喜んだ。漬物グランプリは全日本漬物共同組合連合会の主催で、全国から約150点の応募があった。