来場5万人、トロピカルフルーツミュージアム 広野復興にまい進

 
来場者5万人を達成したトロピカルフルーツミュージアム

 広野町の二ツ沼総合公園内にある栽培施設「トロピカルフルーツミュージアム」は6日、来場者5万人を達成した。5万人目となったのは県環境創造センター交流棟コミュタン福島(三春町)の「コミュタンサイエンスアカデミア」のベーシックコース(小学4~5年生)に参加した県内の親子38人。団体客のため、38人全員を5万人目とした。

 記念セレモニーが施設の管理棟で行われ、遠藤智町長が参加者38人に町特産バナナ「綺麗(きれい)」と綺麗を使ったバナナプリンを贈った。遠藤町長は「このバナナは子どもたちへの希望と誇りを念じるもの。今後も復興に向けてまい進したい」と話した。施設の指定管理者・広野町振興公社の中津弘文社長が同席した。

 同施設は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被害を受けた農業と観光の再生に向け、2018年9月から事業を始めた。