夢の大空へ、候補者が初飛行訓練 室屋さんパイロット養成講座

モーターグライダーに搭乗する候補者(右)
福島市のエアレースパイロット室屋義秀さん(50)が次世代のエアレースパイロットを育てる「レースパイロットプログラム」は10日、同市のふくしまスカイパークで候補者が初めて飛行訓練する「キャンプ3」を行い、候補者がパイロットになる夢の実現に向け大空へ飛び出した。
6月の体力テストなどを通過した13人のうち、辞退者を除く8人が参加し、フライトシミュレーターを使い操縦方法などを確認後、実際にモーターグライダーの操縦に挑戦。同乗した教官が離陸時に操縦した後、候補者が教官の指示で水平飛行や旋回を行った。「キャンプ3」は13日までで、合否は最終日に発表される。
参加した千葉県浦安市の大学生有村琉世(りゅうせい)さん(21)は「生まれて初めての飛行は緊張したが楽しく飛べた。もやがかかり、シミュレートの何千倍も難しかった」と話した。