福島市でナシの主力品種「幸水」の出荷が１１日、始まった。同市のＪＡふくしま未来庭坂共選場では従業員が色や形など今年の出来栄えを確認していた。

　同ＪＡによると、今年は春先の気温が高かったため、例年より１週間ほど出荷が早まったという。実は小ぶりだが糖度は１３度前後と高く、水分量の多いシャキシャキとした食感が特徴だ。関東圏を中心に関西のスーパーでも販売される。

　同ＪＡの担当者は「モモだけでなく、福島のナシの魅力も感じてほしい」とＰＲしている。

　今月下旬ごろからは「豊水」などほかの品種も順次出荷される。