福島市がエアコン設置支援へ 高齢者の熱中症対策
福島市の木幡浩市長は23日、市役所で記者会見し、9月1日開会予定の9月議会に提出する6億5100万円の本年度一般会計補正予算案など議案27件を発表した。
記録的な猛暑を受け、市は緊急対策で熱中症のリスクが高い高齢者のエアコン設置を支援する。事業費2200万円を計上した。
対象は65歳以上の高齢者のみで暮らす世帯で〈1〉住民税非課税〈2〉エアコンを1台も保有していない(完全故障を含む)〈3〉市税を滞納していない―の三つの要件に該当する人。エアコン設置費用の2分の1相当額(8畳用は5万円、10~12畳用は5万5千円)を支援する。1世帯1台に限る。
申請の受付期間は9月上旬から10月末までを予定している。窓口は福島地区電気工事協同組合となる。
このほか、物価高騰の影響を受けている児童施設の光熱費支援4600万円、吉井田地区の放課後児童クラブ整備支援1200万円などを盛り込んだ。
2028年4月の利用開始を目指すあぶくまクリーンセンター焼却工場の建設で、三菱重工環境・化学エンジニアリング東北支店と180億円の工事請負契約を結ぶ議案も提出する。