学福EVレース総合V エコラン研究部が手作り、11人一丸

初の総合優勝で2連覇を果たしたエコラン研究部のメンバー
自作の電気自動車(EV)の省エネレース「2023ワールド・エコノ・ムーブ」で、学法福島高エコラン研究部が鉛蓄電池部門で社会人チームを抑え、初の総合優勝に輝いた。
大会は11、12の両日、秋田県大潟村で開かれた。出力が毎時144ワットのバッテリーを積んだ電気自動車で、2時間の走行距離を競うもので、同校はジュニアクラスに出場。2位に約3キロの差をつける約76キロで2年連続4度目の頂点に立ち、クラスを超えた総合優勝も果たした。
同校はドライバーと車外から記録を伝えるナビゲーター、コースの状況を伝えるスポッター、メカニックの11人で出場した。車体の素材を昨年までの鉄製から軽いカーボン製に変更した新車で挑戦。軽さを生かした効率の良い走行で距離を伸ばすことに成功した。車体は東郷製作所(愛知県)の協力を受け、約1年半かけて完成させた。
部長でナビゲーターを務めた斎藤快(かい)さん(3年)は、ハンドルを切る際にタイヤが車体に当たるなどレース当日までトラブルが続いたことを振り返り、「新車を一から造り、部員一丸でトラブルなど困難を乗り越えられてうれしい」と話した。ドライバーの菅野志竜(しりゅう)さん(同)は「ライバルの長野工高と最後まで競り合えて満足」と喜んだ。顧問の清野真一教諭は「11人で力を合わせた。総合力の勝利だと思う」と目を細めた。
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