大熊キウイ、ムースに スイーツ甲子園、須賀川創英館高生が決勝へ

 
大熊町産キウイを使ってムースケーキを作った坂内さん(大会事務局提供)

 県産品を使ったスイーツで本県復興を応援する大会「スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ」は26日、Jヴィレッジで決勝大会が初めて開かれた。大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモを食材に使い、全国の高校生がスイーツの出来栄えを競った。

 大熊、富岡、楢葉3町の要望を受け、今年で16回目の「スイーツ甲子園 高校生パティシエNo.1決定戦」の姉妹大会として企画された。3町の食材をそれぞれテーマとする3部門が設けられ、全国から657組の応募があった。

 決勝大会には書類審査で選ばれた各部門3組ずつが出場し、会場で調理した。プロのパティシエの審査で部門ごとに最優秀賞を決めた。キウイ部門に出場した須賀川創英館高3年の坂内妃咲(きさき)さん(18)は県勢で唯一、決勝に進出した。惜しくも最優秀賞は逃したが「楽しく作れた。この経験を生かし、パティシエになれるよう頑張りたい」と語った。