環境配慮「エシカル消費」知って! 福島で高校生・大学生が啓発

 
環境や社会に配慮したクッキーを販売する高校生

 福島西高とあさか開成高、郡山女子大の生徒・学生計21人が26日、社会問題や地球環境などに配慮した商品を選ぶ「エシカル(倫理的)消費」普及を目指す県の啓発イベントに参加し福島市のイオン福島店で販売ブースなどを出展した。

 あさか開成高の生徒はニンジンの搾りかすや無農薬のブルーベリー、地元産の牛乳を活用したクッキーを考案。郡山市の障害者就労施設に生産してもらい、福島西高の生徒が端切れで製作した巾着袋に入れて販売した。

 あさか開成高3年のカレル・プザさん(17)は「小さな行動の積み重ねが大きな変化を生むかもしれない。私にできることに取り組みたい」と話した。

 この日は、店舗内を回りながら環境などに配慮した消費行動を考えるスタンプラリーや、会津木綿の端切れを使った小物作りの体験会も開催され、家族連れなどでにぎわっていた。