ハッコウバ...浪江に新醸造所、10月から本格稼働 生産量は3倍に

新たに完成した浪江町の醸造所で「生産量を増やしていきたい」と話す佐藤さん
南相馬市小高区の醸造所「haccoba(ハッコウバ)」は浪江町に新たな醸造所を整備した。2カ所目となる醸造所で10月から本格稼働し、日本酒とビールの製法を組み合わせた酒などを醸造する。
今年2月に着工し、仮設住宅に使われた木材などを活用して建設した。タンク4個を設置し、生産量はこれまでの3倍になるという。今後は浪江町のコメ農家と連携した商品も開発していくという。
ブランドディレクターの佐藤みずきさんは「生産量を増やして、地元の人にもっと商品を届けたい」と話した。同社は完成を記念して、29日に試験醸造酒「namie」とオリジナルグラスのセットを数量限定で発売した。オンラインストアの販売分は完売しており、南相馬市小高区の本店でのみ販売している。