東北大生ら「自然塾」体験! 裏磐梯で合同授業、NIE講座など

 
自然塾のプログラムを体験する学生ら

 東北大は29日、北塩原村のENリゾートグランデコで新聞の活用法や環境との関わり方などを取り入れた授業「環境・コミュニケーション演習」を始めた。学生らが裏磐梯の雄大な自然の中で、授業で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)講座や、グランデコ裏磐梯自然塾のプログラムなどを学んでいる。

 法学部と大学院法学研究科による合同授業で、4回目となる今年は学生14人が参加した。ENリゾートグランデコや五色沼など裏磐梯を舞台にして31日まで行われる。

 初日のNIE講座では福島民友新聞社の村上勝則編集局総務が講義を行った。村上総務は「文章は誰でも理解できるように書こう」と語りかけ、結論から先に書くことや事前の情報収集の大切さなどを解説。参加者は新聞記事の書き方をヒントに、分かりやすく伝える技術に理解を深めた。

 自然塾では学生らが専門インストラクター遠藤圭一さんの指導を受け、脚本家倉本聰さんが考案したプログラム「緑の教室」「石の地球」などを体験した。

 30日は環境体験プログラムとして外来種のオオハンゴンソウやウチダザリガニの駆除、最終日はコミュニケーション演習で詩画作品の制作に取り組む予定。