楽しく遊んで ボルダリングウォール寄贈、伊達・堰本小に地元企業

 
ボルダリングに挑戦する児童

 ボルダリングを楽しみながら体を鍛えて―。福島県伊達市のカンノ林産工業は28日、同市の堰本小にボルダリングウォールを寄贈した。

 卒業生の菅野正美社長が、同校が創立150周年を迎えることを記念し、子どもたちに楽しみながら体力をつけてもらおうと寄贈した。ボルダリングウォールは体育館に設置され、高さ3.4メートル、幅約8メートル。設置を担当した角庄商店の斎藤暁社長によると「スポーツクライミングに踏み込めるレベルで、プロのクライマーに石のセットをお願いした」という。

 披露式では菅野社長が「楽しく遊んで笑顔になってほしい」とあいさつ。児童代表の佐藤大雅さん(6年)が「今日から使えることがとても楽しみ。いろいろな登り方ができて楽しそう」と感謝の言葉を述べた。その後、斎藤社長が模範演技を披露し、児童らも早速登っていた。渡辺翔太さん(4年)は「今まで登ったものは壁がまっすぐだった。このウォールは難しそうだけれど、これから練習して制覇したい」と話した。