酒蔵に壁画、思い発信 古殿・豊国酒造に制作、道行く人ら注目

 
酒蔵に描かれた壁画

 古殿町の豊国酒造で制作された壁画が、道行く人の注目を集めている。広い世界や未来に向けて思いを発信する大切さを伝えようと、縁側の子どもたちがタンポポの綿毛を宇宙まで飛ばす様子が描かれている。

 同町の事業者らでつくる「フルドノアートディステラリクト」が企画し、壁画を手がける東京都の会社「OVER ALLs(オーバーオールズ)」が制作した。壁画は酒蔵の壁約30メートルにわたって描かれており、タンポポの英語名と「縁」を組み合わせた「DandeliEn(ダンデライエン)」と名付けた。

 壁画は自由に観覧、撮影できる。同酒造代表社員の矢内賢征さんは「何もなかった壁に絵が入ることで彩りが生まれた。絵を見た人がわくわくしてくれたらうれしい」と話した。問い合わせは同酒造(電話0247・53・2001)へ。