戦争の悲惨さ訴え 元国鉄職員村上さん(福島)「二度としてはいけない」

「戦争はしてはいけない」と訴える村上さん
「ウクライナでの戦争のニュース映像を見ると、郡山空襲の状況を思い出す」。福島市泉の元国鉄職員村上正透(せいとう)さん(95)は、太平洋戦争で県内最大の惨事となった郡山空襲の目撃談を語り、平和への願いを訴える。
村上さんは旧庭坂村(福島市)出身。志願兵として1945年2月に出征し、海軍の郡山第1海軍航空隊に所属した。同年4月12日昼、郡山市中心部に米国の爆撃機が爆弾を投下し、市街地が戦火に覆われて460人が犠牲になる郡山空襲を目の当たりにした。
「米国の爆撃機3機が目の前を飛行していった」。現在の郡山市田村町にあった兵舎(現日大工学部)付近で敵機を目撃し、その後に空襲の悲惨さを知った。戦後78年がたち「戦争を知るわれわれの世代が声を上げなければならない。悲惨な戦争は二度としてはいけない」と思いを託すように語った。
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