「まもりんご」シール作戦 福島北署、犯罪被害防止へ活動

 
「まもる」のシールを貼ったリンゴ

 福島北署は5日、犯罪被害防止活動として、地域特産のリンゴを広報に活用する「まもりんご」作戦を始動させた。昨年に続く取り組みで福島市大笹生のあべ果樹園で同日、地域安全ヤングボランティア「ノースエンジェルス」の隊員でもある福島商高の生徒がリンゴにシールを貼り付けた。

 まもりんごは、色づく前のリンゴに「まもる」などの文字が書かれたシールを貼り日光を遮断する。収穫期に文字が浮かび上がる。福島北地区防犯協会連合会と連携した取り組み。

 まもるの文字には「犯罪から身を守る」「子どもを見守る」などの願いが込められており、10月上旬ごろに収穫し、全国地域安全運動期間中のキャンペーンなどに活用する。

 5日は福島商高の生徒ら5人が参加し、古関隆一署長や同署員らとシールを貼った。「なりすまし詐欺」被害防止広報用マスコット「カクニンジャー福くん」や、自分たちが考えた「交通安全」などのシールも貼り付けた。参加した遠藤広翔(ひろと)さん(2年)は「防犯や交通安全につながってほしい。交流サイト(SNS)でも発信できればいい」と話した。福島北高の生徒も7日にシール貼りを行った。