新商品開発に費用支援を いわきのチャーハン専門店がクラファン

 
新商品開発などの費用支援を募る東さん

 いわき市小名浜のチャーハン専門店「東や3代目」の店主東孝之さん(49)は新商品の開発や既存商品のオンライン販売のための費用支援を募っている。

 同店は60年以上の歴史を持つ人気店「お食事処 東や」を前身に6月に開店した。本県産のオリジナル品種米「天のつぶ」を使用したり、看板メニューの「爆旨えびちり炒飯極」は人気漫画の中華一番からヒントを得て開発したりするなど、精力的に商品開発を続けている。

 今回、東さんは新商品「恵みのカレー炒飯」の開発に挑戦する。東さんの祖父が台湾出身であることを縁に、台湾調味料「沙茶醤(サーチャージャン)」や「常磐もの」のサンマのすり身などを使用した魚介系のカレーに仕上げていくという。さらに、オンライン販売の整備が整えば県外向けの販売も視野に入れる。

 東さんは「開店当初はテイクアウトを中心として営業してきたが、お客さまの要望に応え、イートイン中心に業態を変えた。今後も皆さんと共に店を発展させていきたい」と意気込む。

 インターネットで資金調達を図る「クラウドファンディング」で協力を呼びかけている。募集期間は10月17日までで、目標は50万円。返礼品には人気炒飯3種食べ比べセットや商品券などを準備している。

 詳細はいわき信用組合が運営する専用サイト「クラウドファンディング磐城国」(https://camp-fire.jp/projects/view/687440?list=search_result_projects_popular)で確認できる。問い合わせは同店(電話0246・54・3044)へ。