爆売れ中「二本松のレモンサワーの素」 奥の松酒造、若手が開発

 
「二本松のレモンサワーの素すっかいがな」を手にする遊佐社長(左)と三保市長

 奥の松酒造(二本松市)は、県内限定商品「二本松のレモンサワーの素すっかいがな」を発売から約1カ月半で3500本を売り上げた。当初は来年1月までの約7カ月で3500本の販売を目標としていたが、7月からの約1カ月半で達成した。

 にほんまつ観光協会の協力を受けて開発したアルコール度数25%の商品で、奥の松酒造のかす取り焼酎を使用した果実リキュール。甘さを控え、刺激的なレモンの酸味を特徴としており、炭酸水で割って飲むのがお勧めだ。1本500ミリリットル入りが1430円。

 遊佐丈治社長は好調の理由について「味の調整を若手社員に任せ、若者の味覚を取り入れたことや猛暑が追い風になったのではないか」と話した。二本松市の飲食店などで定着してきたことから今後は、県内全域での販路拡大を目指す。

 遊佐社長と佐藤章第一営業部長は21日、二本松市役所を訪れ、三保恵一市長に販売実績を報告した。三保市長は「二本松の新たな土産品として大変好評と聞いている。今後、市のふるさと納税の新たな返礼品の一つとして検討したい」と話した。同商品は、二本松市新事業チャレンジ補助金を活用して商品開発された。

 問い合わせは奥の松酒造(電話0243・22・2153)へ。