筋骨鍛え気持ちも隆々 郡山の辺見さん(71)初優勝

郡山市のジムに、日々己の肉体に磨きをかける筋骨隆々の男性がいる。ボディービルダー辺見不二男さん(71)は「体が進化していくと気持ちも強くなる」とウエートトレーニングの魅力を語る。
ジムで平日は毎日6時間、曜日ごとに腕、胸、背中など部位を変えて鍛えている。自慢の部位は腕。がっちりと筋肉が付いた腕は友人にもよく褒められるという。
ウエートトレーニングと出合ったのは名古屋市に単身赴任した時だった。当時40歳。1人暮らしで時間がたくさんあり、前から興味があった。
熱心に施設に通い続け、スタッフに「ボディービル大会に出てみたらどう」と勧められた。郡山に戻ってからもトレーニングに励み、次第に大会への出場を意識するようになった。
45歳の時に初めて県大会に出場したが、3年連続予選敗退。「次、入賞しなかったらやめよう」と覚悟を決めた翌年に見事4位に入賞した。「うれしくて、それからずっと続けている」。これが分岐点となった。
ついに努力が報われた。8月に高松市で開かれた日本マスターズ選手権大会の70歳以上の部。好きな曲に合わせ自由にポージングする決勝審査で、ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊「ハカ」を組み合わせた独特のポージングを披露した辺見さんは、大会初優勝を果たした。
「2年間は2位。やっと今回優勝できた」。辺見さんを応援し続け、1月に102歳で亡くなった母美大(みお)さんに優勝をささげようと臨んだ大会だったので、喜びはひとしおだった。
「次も優勝し、2連覇を果たしたい」と辺見さん。今日もジムで厳しいトレーニングを重ねる。(津村謡)
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