平和目指した姿知って 顕彰協・安藤さんが朝河貫一伝記漫画

発刊される朝河貫一の漫画を手に「世界平和を目指した朝河の偉業を知ってほしい」と話す安藤さん
安積国造神社宮司で、朝河貫一博士顕彰協会の副代表理事を務める郡山市の安藤智重さん(56)が、二本松市出身の歴史学者朝河貫一の生涯をまとめた伝記漫画「マンガで読む 歴史学者朝河貫一」(文芸社)を発刊する。
朝河の生誕150年に合わせ、安藤さんが史実に基づきシナリオを書いた。少年時代から儒学に親しみ、県尋常中学校では英語や西洋文化を学んだこと、米国に渡り、日本と西洋の歴史を比較検証したこと、大化の改新を研究したことなどを紹介。戦前の日本の状況に警鐘を鳴らし続け、昭和天皇宛ての米大統領親書草案を書き上げるなど、日米開戦回避のために力を尽くした様子などをまとめた。
漫画はイラストレーターの青木宣人さんが担当した。矢吹晋横浜市立大名誉教授(郡山市出身)、甚野尚志早大文学学術院教授(福島市出身)、浅野豊美早大政治経済学術院教授(桑折町出身)らのコラムも掲載している。
安藤さんは「世界平和を目指した人で、世界では名だたる存在だが、日本での知名度はまだまだ低い。入門編として皆さんに読んでもらいたい」と話す。1200円(税別)。
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