「ふくしまGAP」認証栽培のハトムギ茶 JA夢みなみが商品化

商品化したハトムギ茶について内堀知事に報告する佐々木組合長
JA夢みなみの佐々木一成組合長は18日、福島県庁を訪ね、「ふくしま県GAP(FGAP)」の認証を得た農場でハトムギを栽培し、お茶を商品化したと内堀雅雄知事に報告した。
FGAPは、放射性物質対策を含めた本県独自の基準に基づく農業生産工程管理(GAP)を実践する生産者らを県が認証する制度。昨年12月には認証基準が国際水準に引き上げられている。
ハトムギは同JAの子会社白河フーズ(白河市)が白河市と泉崎村の農場で生産。お茶の丸幸(東京)がコープふくしまや東北地方のツルハドラッグなど約600店舗で販売する。
内堀知事はハトムギ茶を試飲し「すっきりしておいしく、香りも良い」と称賛。「GAP認証は農業の復興にもつながる。これからも連携して取り組もう」と述べた。同JAの深谷広幸営農部長、鈴木一美経済部長らが同席した。