コシノさんと川本さん しゃくなげ大使「新風を」

 
内堀知事から「しゃくなげ大使」の委嘱を受けたコシノさん(左)と川本さん

 県は18日、本県を応援する「しゃくなげ大使」にデザイナーのコシノジュンコさん(年齢非公表)と城南信用金庫理事長の川本恭治さん(61)の2人を委嘱した。

 コシノさんは本県の伝統工芸品をデザインに取り入れた衣装をファッションショーで紹介するなどし、本県の伝統工芸に新風を吹き込んだほか、県のものづくり人材育成事業「ふくしまクリエイティブクラフトアカデミー」の校長として若手育成に協力している。

 川本さんは全国の信用金庫と連携して「よい仕事おこしフェア」と銘打ち、商談会や復興応援イベント、ツアーなどを通じた支援を続けている。47都道府県のコメをブレンドした日本酒「絆舞」を県内で醸造するプロジェクトにも取り組んでいる。

 福島市で行われた委嘱式で内堀雅雄知事から委嘱状を受けたコシノさんは「伝統とは革新の積み重ね。新しいことをすることによって新しい伝統ができていく」と話し、今後も福島に新風を吹かせると意欲を語った。川本さんは「いまや福島は故郷そのもの。これからも日本中の仲間と協力して、復興の役に立てれば」と述べた。しゃくなげ大使は2人を含め66人になった。